「IBYE(国際仏教徒青年交換プログラム)」

日時:8月20日~24日  会場:姫路圓教寺他

 去る8月22日兵庫教区書写山圓教寺大講堂において世界各国の青年仏教徒等の見まもる中 、厳かな天台声明が響き渡った。

 WFBY(世界仏教徒青年連盟 本部タイ)の主催により、全日本仏教青年会がホスト役をつとめ、仏教徒の若者の交流を目的として「IBYE(国際仏教徒青年交換プログラム)」が開催された。

 参加者は日本・タイ・マレーシアなどアジア8ヶ国から約60名の参加があり、姫路市の書写山圓教寺をはじめ、大阪の四天王寺や奈良の野金峯山寺などで日本の仏教を体験したり、参加者同士の交流をはかった。

 圓教寺では、日本仏教の伝統的特徴の一つに触れてもらうという趣旨で、天台声明の公演が企画され、天台仏青連盟に法要実施の依頼があり、地元仏青である兵庫天台仏教青年会の協力のもと「光明供錫杖法要」が厳修された。

 同プログラムの実行委員長で全日仏青直前理事長である坂本観泰師の導師で、天台仏青連盟綾小路代表以下6名、兵庫天台仏教青年会吉田会長以下9名の出仕で行われた。

 他国からの参加者からは「すばらしかった」という声の他、「日本ではまだ文化や宗教が深く根ざしている」「仏教徒であることを誇りに思う」などの感想もあった。

 他国の仏教徒の目からすると日本仏教は特異な部分もあるだろうが、元は大陸から伝えられ、日本の文化に融合され進化してきたもので、その日本仏教に天台声明等を通して触れていただけたことは、日本仏教を知っていただく上で一助になったのではないだろうか。