慈覚大師御影供法要

　平成25年5月14日、比叡山延暦寺根本中堂において「慈覚大師1150年御遠忌御祥当御影供法要」が半田孝淳天台座主猊下大導師のもと、厳かに執り行われた。同法要には、各教区代表、延暦寺一山並びに当天台仏教青年連盟よりは井藤代表をはじめ役員が出仕し、宗機顧問、各門跡寺院門主、大寺住職、宗務所長、宗議会議員など諸大徳、また縁故宗派・教団も随喜された。
　昨年の立石寺に続き御影供法要の機会を得た「慈覚大師1150年御遠忌御祥当御影供法要」は、半田座主猊下を大導師に、午前10時30分から根本中堂において営まれ、宗内外の要職者で満堂の中堂内部は、厳粛な雰囲気に包まれるなか、裏千家による献茶や、森友嵐士氏による大法会イメージソング『雨上がりに咲く虹のように』の歌唱奉納もあり、慈覚大師の遺徳を偲ぶ思いが満ちあふれた法要となった。
　阿純孝大法会事務局長（宗務総長）の慈覚大師のご業績から多くを学び、一般社会においても、声明、写経などへの関心がこの現実に即応すべく、我々は尽力しなければならないと考えており、このことこそが大師への報恩行であるとご挨拶にあったように、大師の信仰・志望を自らのものとし、法要の意義あるものにするには、我々青年僧はさらに努力を重ねなければならないと思いを改めさせられた。