防災士育成研修会

 天台宗務庁において、12月17日~18日に一宗と当連盟の共催する防災士研修講座が、受講生と有資格者である聴講生を含めた46名の参加で開催されました。

 

 防災士とは自助・互助・協働を原則として、防災の意識・知識・技能を持っていると認められた人であり、その役割については大きく分けて三つあります。一つ目は、災害時の公的支援が到着するまでの被害の拡大の軽減、二つ目は、災害発生後の被災者支援活動、三つ目は、平常時の防災意識の啓発、自助・共助活動訓練などです。

 

さて、今回の研修会は2日間で行われ、初日の開講式・オリエンテーションに始まり、9時より普通救急講習と1時限目から7時限目の講義の2班に分かれ、最終日の資格取得試験が終わる午後6時までのカリキュラムが組まれていました。全過程において受講生の真剣さが伝わってきました。

 

しかし、重要なのはこれからであります。現地での活動は勿論のこと、防災・減災に対する各寺院の取り組みや備え、またネットワークの構築に向けて、中・長期的な計画を立てながら、研修会などの企画を行っていく必要があると考えております。

 

最後になりましたが、この研修会の開催にあたり、一宗より格別のご理解とご協力、また多大なるご支援を賜わり厚く御礼申し上げます。